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産前に行う「マタニティ整体」ってどんなもの?

産前に行う「マタニティ整体」ってどんなもの?概要や施術の流れをご紹介

概要や施術の流れをご紹介

妊娠期間は身体の痛みや不調を感じる方が非常に多くいらっしゃいます

妊娠期間は身体の痛みや不調を感じる方が非常に多くいらっしゃいます。病院に行って治療するほどではない、という方におすすめなのが「マタニティ整体」です。今回は、妊婦を対象にした産前のマタニティ整体について、概要や施術の流れをご紹介します。

妊娠期間は運動が制限されたり胎児を守り育てるプレッシャーから

妊娠期間は運動が制限されたり胎児を守り育てるプレッシャーからストレスを感じたりする方もいますが、そうした方にも大いにリラックスできるマタニティ整体はおすすめです。

1. 産前の身体の変化

女性の身体は妊娠・出産を通して大きく変化します。お腹に命が宿ってから出産までの約10か月間、そして出産以後も数年は身体の変化が続きます。これらの変化は胎児が大きくなることや、ホルモンバランスの変化によるもので、病気由来のものではありません。

しかしながら中には身体の変化についていけず、日常生活に支障が出るほどの不調や痛みを感じる方もいらっしゃいます。それらの苦痛を和らげる効果が、マタニティ整体では期待できます。マタニティ整体について知る前に、まずは出産前の女性の身体にどういった変化が起こるのか、具体的に見ていきましょう。

1-1. 精神面での変化

妊娠期は体温が上昇し、その影響で以前より疲れを感じやすくなったり、情緒が不安定になったりすることがあります。また医師の方針や妊婦の体調によっては、安静を言い渡される方もいますし、そこまでいかないまでも運動や行動が制限されることもあります。また身体を動かす機会が減ると夜間の睡眠が浅くなりがちです。すると、たまった疲労が解消できなかったり、ストレスが溜まりがちになったりしてしまうのです。

赤ちゃんを守り育てる日々は緊張感が続きます。仕事をされている妊婦さんは、妊娠に伴って変化する人間関係にストレスやプレッシャーを感じている方もいらっしゃるでしょう。マタニティ整体は、施術を通して心身ともにリラックスをもたらします。

身体的には特別な痛みや不調が見当たらなくても、「なんとなくうまくいかないな」「最近疲れ気味だな」といった違和感や前向きになれない気持ちを抱えている方へ、マタニティ整体はおすすめです。

1-2. 身体面での変化

妊娠は、身体的に大きな変化をもたらします。お腹が目立つようになる以前から身体の中は絶えず変化しており、それによって体調不良を感じる方は多くいます。妊娠期間全般を通じて、疲れやすさや末端の冷え、足腰の痛みや便秘といった不調が現れやすくなるのです。他にも妊娠初期・中期・後期にはそれぞれ異なる身体の変化があります。

まず妊娠初期(~13週6日)から既に、骨盤が徐々に開いてきます。この変化によって腰痛が生じるのです。他にも子宮を支える靭帯が引っ張られることで、下腹部や足の付け根に痛みを感じる人もいます。

次に妊娠中期(14週0日~27週6日)ですが、このあたりから赤ちゃんが大きくなりだすため、身体の重心が後ろにずれて腰や背骨に負荷がかかりやすくなります。これによって坐骨神経痛を発症する方がいらっしゃるようです。腰痛の原因としては他にも、女性ホルモンの影響によって生じた骨盤の関節の緩みも挙げられます。

自分自身では判断も対処も難しい部分ですが、マタニティ整体ではプロの目で原因を見極めた上で、症状が改善するよう施術を施してくれるでしょう。さらに、妊娠中期には子宮が下腹部の大部分を占めるようになったことで下半身の血流が悪化します。血流が悪化すると、足がつったり、こむらがえりだったりを起こしやすくなります。

妊娠後期(28週0日~)は足がむくみやすくなるでしょう。むくみとは、運動不足によって水分が上手に排出されないことで起こります。子宮が足から心臓への血流を圧迫される、身体に水分を保持させるホルモン(コルチゾールおよびアルドステロン)が多く分泌されることで生じるもので、体液がたまって腫れた状態を指します。

妊娠中におけるある程度のむくみは生理的浮腫と呼ばれる正常な反応です。サポートストッキングを着用する、足をこまめに動かする、左側を下にして横になるといったセルフケアで対応もできますが、やはりマタニティ整体が有効です。

他にも、妊娠後期になるとお腹が重たくなるため、仰向け姿勢が辛く感じるようになります。寝る姿勢が限られることもあって身体にコリがでたり、一層背中や腰に負荷がかかって歪みや痛みが生じたりするという方もいます。

2. 施術可能な期間や対象者

産前に行われるマタニティ整体は、安定期(5ヶ月~9ヶ月)を対象とする施設が多いようです。ただ、この期間に当てはまる全ての妊婦が施術を受けられるわけではありません。双子や三つ子といった多胎妊娠している方やつわりがひどい方は、事前に医師に整体を受けてもいいか確認しておきましょう。

他にも、流産や切迫早産の診断を受けた方、医師から安静を指示されている方は施術を受けられません。これまでの妊娠期間に不安な点があった方も施術を断られる傾向にあります。マタニティ整体は基本的に心身に良い影響をもたらすものですが、母子の安心と安全のために慎重に行っていく必要があります。

3. 産前マタニティ整体の流れ

来院して受付を済ませたら、まずは着替えを行います。着替えは施設側で用意していることが多いですが、気になるようなら持参しても構いません。もし持参する場合には、ゆったりとした伸縮性のあるものを選びましょう。なお、下着着用の有無は施設によって異なるため確認が必要です。

着替えを済ませたら、カウンセリングを受けます。気になる部分や辛いところ、困っているところを事前に伝えておきましょう。場合によっては、実際に身体を触りながら確認を行います。確認が終わったら、いよいよ施術です。

3-1. 施術箇所

一般的にマタニティ整体では、全身にアプローチを行います。肩や肩甲骨まわり、背中から腰、足の大腿やふくらはぎなど、カウンセリングのデータを基に気になる点があれば重点的にケアします。施術は母体に負担がかかりにくい仰向けや横向きの体勢で行われることが多いですが、もし姿勢がつらい時や力加減が強すぎる時は遠慮なく申告しましょう。

4. まとめ

今回は、産前に行うマタニティ整体の概要についてご紹介しました。参考になったでしょうか。大阪府北区にある整体院「癒しの鍼灸・整体院SalaSa」では、マタニティ整体も行っております。女性専用の完全プライベート空間で、女性院長が施術を行います。妊娠期間を心穏やかに過ごすためにも、ぜひ一度お気軽にお越しください。