マタニティ整体の施術を受ける際の注意点とは?

詳しく解説

マタニティ整体の施術を受ける際の注意点とは?詳しく解説

妊婦の方が対象となるマタニティ整体は、妊娠発覚後から出産前までの間に、施術によって少しでも体や精神面をケアすることを目的としています。お腹のなかの赤ちゃんを無事に出産するためにできる、非常に大切なことです。しかし施術を受ける際に、気をつけなくてはならないポイントがいくつかあるのです。そこで今回は、マタニティ整体の注意点についてご紹介いたします。

1. うつ伏せ施術はNG

うつ伏せ施術はNG

妊婦の方にとって、お腹は非常に大切な場所です。赤ちゃんがいる場所のため、刺激はもってのほかです。たとえばつまずいて転んでしまい、うつ伏せに倒れた際にお腹を圧迫してしまうと、赤ちゃんの生命が危険な状態になってしまう恐れがあります。ただうつ伏せになることすらNGです。

一般的な整体の場合、施術をするときにうつ伏せになることは多いのですが、マタニティ整体においてはうつ伏せだけはしてはいけません。とくに妊娠初期でお腹がまったく出ていないような状態のとき、ついつい油断してしまいがちかもしれません。しかしお腹の出具合に関わらず、妊娠している時点でうつ伏せはするべきではないのです。

ただしマタニティベッドを使用できる場合に関しては、例外といえます。マタニティベッドは通常のベッドとは違い、妊婦の方のために製作されているベッドのため、お腹部分に穴が空いているのが特徴です。うつ伏せになってもお腹を圧迫しまわないように設計されているので、安心です。また通常の施術用ベッドであっても、クッションなどを使うことで、お腹部分を浮かせられれば問題はないでしょう。うつ伏せという姿勢が悪いのではなくお腹を圧迫してしまうことが問題のため、その点をクリアしていれば大丈夫です。

2. 体調に気をつける

妊娠をすることで、ホルモンバランスが目まぐるしく変化していきます。つわりをはじめ、妊婦の方特有の体調不良に陥ってしまうことはよくあることです。なんの問題もない元気な状態であっても、少ししたら体調が変化して、立つこともままならないほど具合が悪くなってしまうことも珍しくありません。そうした変化の激しい体調のなかでマタニティ整体の施術を受ける場合には、無理をしないことが最も重要です。

マタニティ整体によって、お腹周辺の筋肉や靭帯が伸びすぎないようにケアできます。お腹はどんどん大きくなっていくので、開始時期ははやいに越したことはないでしょう。しかし施術による効果を求めるあまり、無理をしてしまっては本末転倒です。

少しでも体調に異変を感じた際は、無理をせず施術を諦めるようにしましょう。そこで無理をしたところで、かえって母子ともにマイナスになってしまうかもしれません。数回施術を行わなかったことくらいで、無駄になってしまうことはありません。体調が万全の状態でのみ、施術を受けるようにするとよいでしょう。また施術の最中に急に体調が悪くなった際も、正直に整体師に伝えましょう。我慢をしてもなんの意味もないのですぐに中断してもらい、体調回復に務めることが大切です。

3. 医師の診断や判断を仰ぐ

妊娠した後は、病院の産婦人科で定期的に検診を受けることになります。その際に医師の方による診察の結果も、マタニティ整体の施術を受ける際には重要となるポイントなのです。体質などは個人差がありますので、場合によっては医師により特別な診断を受けることもあるでしょう。

あるいはなんらかの理由によって、安静するようにと伝えられることもあります。その際には自覚症状がないからと、独断で施術を受けてしまうのはNGです。医師は医学のプロのため、そのプロが診断した内容は絶対であると捉えるべきです。些細な油断からお腹のなかの赤ちゃんを危険な目にあわせてしまっては、取り返しがつかなくなってしまいます。

検診の結果、切迫早産という診断を受けることがあるかもしれません。切迫早産の場合、通常よりもお腹の中に赤ちゃんがとどまっていられないかもしれない状態となります。安静にすることで、少しでも長くお腹のなかにいて正常に成長してもらう必要があるのです。

そういった状態では整体院側も施術を受けることはありませんが、医師による診断があるかどうかは申告されない限りわからない部分です。早産は無事生まれてくるのかどうかや、生まれてきた後も未熟児である可能性が高いため心配が尽きません。マタニティ整体は、母子ともに無事であることを前提としているものです。医師の診断を整体師にももれなく共有することで、安心して施術を受けるようにしましょう。

4. 施術対象期間であるかどうか

マタニティ整体は、基本的にいつでもはじめられるものです。妊娠をまだしていない状態からはじめても、問題ありません。出産後に関しても、出産にともない変化した体のケアとして受けられます。しかし妊娠中の場合には施術の推奨期間があるので、できる限りそれを守るようにしましょう。

まずは妊娠15周目未満の場合はNGです。一般的に安定期に入ったと判断される期間になるまでは、母体に対して刺激を与えてしまうべきではありませんので、控えるようにしましょう。もうひとつは臨月です。出産予定月のことですが、この時期になるといつ陣痛がきてもおかしくありません。できるだけ安静にして、いざというときにすぐ病院へ向かえるようにしておくべきです。それ以外の期間に関しては、体調などに問題がなければ施術を受けることに問題はないといえるでしょう。

5.まとめ

赤ちゃんにとって子宮を安定した居心地のよい状態にしたうえで、母体に関しても筋肉などが伸びすぎないようにケアするというのが、マタニティ整体の目的であり効果となります。注意点を守ることによって、はじめて安全に施術の効果を受けられるようになるので、くれぐれも気をつけましょう。 「癒しの鍼灸・整体院SalaSa」では安全に、そして丁寧な施術でマタニティ整体を実施しております。興味をおもちでしたら、まずはお電話にてお気軽にご相談ください。