マタニティ整体に通っていいのはいつからいつまで?

詳しく解説

マタニティ整体に通っていいのはいつからいつまで?詳しく解説

妊娠することで妊婦さんの体には徐々に変化が起きます。体内では赤ちゃんが成長することで胎内や周辺の筋肉に影響が出ますし、ホルモンバランスなど精神面においても影響が出てくるようになるでしょう。

そんなときに効果的となるのが『マタニティ整体』ですが、始める時期やいつまで続けていいのか気にある方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回はマタニティ整体の時期についてご紹介いたします。

1. マタニティ整体を始められる時期

マタニティ整体を始められる時期

まずいつごろからマタニティ整体を始められるのかということですが、いつからでも開始することが可能です。妊娠前の状態からあらかじめ妊娠後のために整体を始めるというケースも少なくありませんので、興味を持たれたタイミングから始めて大丈夫です。早めに始めておくことでのメリットもありますので、早すぎるということはありません。

妊娠が発覚してからの場合ですと、一般的に安定期に入ったと判断される妊娠16週以降がおすすめとなります。やはり安定期前の状態では赤ちゃんやお母さんの状態が変化しやすいため、整体とはいえ刺激を与えるのは避けるべきだからです。しかし、母体や赤ちゃんの状態には個人差があります。

16週からというのはあくまでも目安となりますので、整体の施術内容次第では安定期前でも行うことは可能となります。そのため実際には医師や整体師に確認をした上で開始時期を決めるのがおすすめです。

またマタニティ整体を始めるに当たり、高血圧と診断されている場合やお腹の張り止め薬を処方されている場合には、時期に関わらず施術を受けること自体おすすめできません。施術によって母体をケアすることは大切ですが、無事に出産することを第一に考えましょう。

2. 得られる効果

マタニティ整体を始めることによって、どのような効果があるのかということを知っておくことは大切です。効果を理解しているからこそ、施術を始める時期を決められるという側面もあるのではないでしょうか。なにより効果を理解していなければ施術を受ける意味もありませんので、まずは理解するようにしましょう。

1つ目の効果は『子宮の形を整える』というものになります。妊娠後、徐々にお腹が大きくなっていきますが、それは赤ちゃんの成長に合わせて子宮のサイズが大きくなっていっているということでもあります。できるだけ赤ちゃんにとって居心地の良い形状へと変化していきますが、お腹周辺の筋肉や人体が重さによって伸ばされることで下がりすぎてしまうことがあるのです。

そうなるとかえって赤ちゃんにとって居心地の悪い環境になってしまいますし、伸びてしまった筋肉はすぐには戻りません。そうした状況になるのを防ぐために、施術によって靭帯や筋肉を伸びにくくして、赤ちゃんにとって最適な子宮の状態を保てるようにするというわけです。

もう一つは『お母さんの精神的なケア』という効果です。妊娠によって、お母さんのホルモンバランスは常に変化していくことになります。個人差はありますが、つわりの症状が出ることもありますし、メンタルへの影響も出てきます。そうした精神面に対してのケアも施術によって行えるのです。

3. 予定日の1週間前までが目安

マタニティ整体を開始する時期についてはいつでも大丈夫ですが、いつまで続けていいのかという点もあらかじめ把握しておくようにしましょう。目安となるのは『出産予定日の1週間前』です。この日を目安に最終施術を行うようにしましょう。

実際にはもう少しギリギリでも施術自体は可能です。あまり直前までとなると、施術するための移動の際などに破水や陣痛などが来てしまう恐れもありますので、余裕を持って1週間前までを目安としています。ただしやめる時期に関してもあくまで目安ですので、個人差があることを考慮して整体師や医師に相談の上、実際の最終施術日を決めるといいでしょう。

マタニティ整体は子宮と精神面に対するケアが目的となりますので、ギリギリまで頑張って施術を受けなければならないようなものではありません。むしろ徐々にお腹が大きくなっている過程でおこなうことが重要となります。そのため直前まで無理をして頑張ろうとはせずに、余裕をもって切り上げるようにしましょう。

ご自宅から整体院まで距離があるという場合には移動時間も考慮しておく必要があります。行きはもちろんのこと、ついつい忘れてしまいがちな帰りに関しても移動は発生しますので、その最中にもしものことがあっては大変です。付添の方がいらっしゃるという場合であっても、陣痛が来そうな時期は避けることをおすすめします。

4. 産後のケアも整体で可能

マタニティ整体はなにも産前だけに効果的というわけではありません。無事出産をしたあとに関しても、出産によって体が受けた影響は残っていますので、そのケアとしても効果的なのです。出産をした後の体の変化には、骨盤の広がり、伸びてしまった靭帯や筋肉などがあります。いち早く本来の状態へと戻さなければなりませんので、自然回復を待つだけでなく施術によってそれを促進することが可能となります。

骨盤の広がりよって腰への負担を増やしてしまうことがありますので、産前に比べて腰痛が増すという症状が見受けられる場合には効果的です。また自律神経の乱れによって筋肉が硬くなりがちですので、そうした症状の改善にも期待ができます。出産は終わりではなく育児の始まりですので、万全の状態でお子さんの面倒を見るためにもケアは大変重要といえるのではないでしょうか。

5.まとめ

マタニティ整体によって産前から産後まで、肉体面や精神面においてのケアを行うことが可能となります。開始時期と終了時期に関しては個人差があることも考えつつ、ご自身にとって無理のない範囲で決めるようにするといいのではないでしょうか。

「癒しの鍼灸・整体院SalaSa」ではマタニティ整体によってお母さんの体のケアを重点的に行なっておりますので、ぜひ一度お試しください。